2021年12月7日

ある出版社がオンラインで行う就活イベント、男性の社員が上唇まで見えるくらいマスクをずり下げて画面に現れて、話を聞く気がなくなった。 マスクずり下げ男は、「バチクソ」「ケツ拭く」といったおよそ面接で学生が使うことは考えられないような言葉を使い…

Charlie Is My Darling

チャーリー・ワッツが死んでしまった。自分でもびっくりするくらい悲しくて泣いてしまったので、気持ちの整理がてら思い出話を書く。 昨日の夜は、いろいろなことがうまくいかずにイライラしてしまっていて、そういうときに限って嫌なことが重なる。嫌な情報…

ミーハーなので芥川賞受賞作を速攻で読みました

破局作者:遠野遥発売日: 2020/07/04メディア: Kindle版 気になるな、読みたいなと思っていたら芥川賞を獲ってしまった。ミーハーと思われるのが嫌だから読まない、と文庫化まで待っているのももったいないので、受賞発表翌日に買いに行く。帯に「芥川賞候補…

その声は

2020年7月6日 「マクドナルドの女子高生」という言葉は、特にSNSで語られる作り話の定番になっている。元々は、風刺的な内容のいかにもウソ臭いツイート等に頻出していることを面白がられてネタにされていたはずだが、今では「マクドナルドで女子高生と老人…

『4』を観た後で改めて観る『トイ・ストーリー3』

先日の金曜ロードSHOW!で『トイ・ストーリー3』を観た。大きくなってから観るウッディたちの物語にはいろいろ思うところもあり、素直には称賛できなかった。とはいえ、クライマックスではしっかり大泣きしてしまった。 どこで泣くかと言えば、アンディが大…

『彼女は頭が悪いから』を読んだ

もう前のように大学に通うことはできないのかもしれないけれど。 彼女は頭が悪いから 作者:カオルコ, 姫野 発売日: 2018/07/20 メディア: 単行本 とにかく胸糞悪い。それだけのリアリティを伴う作品ということだろうか。そして自分自身はそうでなくても(と…

漂白するな

The King of Comedy (字幕版)メディア: Prime Videoこの商品を含むブログを見る https://filmarks.com/movies/20292/reviews/73577549YouTubeのコメント欄で「やっぱ金属バットですわ」「生ぬるいお笑い芸人蹴散らしてくれ」って言ってたやつら、どこ行った…

笑いのカイブツ ツチヤタカユキ

食堂の列に並んでいる時、電車の席に座っている時、騒がしい居酒屋にいる時、嫌でも知らない人同士の会話が耳に入ってくる。大抵の場合、それはつまらなく聞こえる。イライラしている時ほど聞き入って、さらにイライラしてしまう。つまんねえ話、でかい声で…

第2図書係補佐

好きな作家、画家、デザイナー、映画監督、ブランドなどが聞かれてもすぐに言えない。ボーッと生きてきたことが露呈するようで恥ずかしいしコンプレックスの一つだ。夢中になるほど何かにのめり込んだ記憶もなければ、小さな頃からずっと続けていることもな…

開き直っちゃダメだけどにわかがダメなわけじゃないだろ

(500)日のサマー (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (1件) を見る 映画『(500)日のサマー』のヒロインが「私もスミスが好きなの」と言うシーン、『レディ・プレイヤー1』のヒロインがジョイ・ディヴィジョンのTシ…

シティポップと埼玉県

「シティポップ」と呼ばれる音楽が流行っている。シュガー・ベイブとかオリジナル・ラヴとか山下達郎ではなく、今はSuchmosとかYogee New Wavesとかを指すみたい。自称シティポップの人もいるし、シティポップとしてくくるな、みたいな人もいるだろうが、要…

『青春の逆説』とオードリー若林

毎週、「オードリーのオールナイトニッポン」を聴いている。もちろん二人とも好きなのだが、特に若林が好きだ。漫才のキャラクターから「春日=変人」であるというイメージが強かったのだが(というか事実なのだが)、若林もまた別のベクトルでいわゆる「変…